みなさまこんにちは!モアイファミリー阿部です(‘ω’)ノ
現在は震災によりなくなってしまいましたが、私が暮らしている南三陸町の志津川地区には、かつて松原公園という海辺のデートスポットがありました。
ちなみに私がそこでデートをしたことはございません。
そこには、地球の裏側のチリ共和国との友好の印であるモアイ像と、チリの国鳥であるコンドルの石像が建っていました。私はよくモアイ像の台座に登っては、その鼻の穴を見上げたりしていたいたのですが、堀の深い眼窩の奥には暗がりが広がるばかりで、目玉は入れられていませんでした。
宮崎県日南市のサンメッセ日南や、北海道札幌市の真駒内滝野霊園に建っているモアイ像群、東京の渋谷駅のモヤイ像など、日本各地には、モアイ像や、それをイメージした彫像がたくさんあります。
形や大きさは様々ですが、顔だちは同じような感じで、いずれの像にも目玉はありません。モアイ像はみんな、あのように堀の深い、静かな印象のものだと思っていました。
それゆえに、2013年5月にイースター島から南三陸町まではるばるやってきたモアイ像を初めて見た時は、それはそれは衝撃的でした。
目玉がある!!半端ない目力じゃーー!!!( ゚Д゚)
さんさん商店街の駐車場に乗り入れる度に、感じる視線…。新しいモアイ像は、白珊瑚と黒曜石でできた目玉を持った、ぱっちりした瞳の持ち主でした。
私が知ってるモアイと違う…。
率直にそう感じたものでしたが、調べてみると、かつては目玉を持ったモアイが、モアイの故郷であるチリのイースター島には存在していたそうです。
イースター島にモアイが建てられた時代や理由、名前の由来は諸説あり、今もなおはっきりとしたことが分かっていません。島にある多くのモアイが引き倒されているのは、島内で起きた戦争が原因らしく、その際に、目玉を持ったモアイのそれは、真っ先に打ち砕かれたそうです。
モアイはマナと呼ばれる霊力を持っていると考えられていたらしく、それを封じるために、多くのモアイの目玉は粉々にされてしまいました。
確かに、私が当時の戦士だったなら壊します。あれに見つめられたままでは戦えません。そのくらい、目玉が入ったモアイには不思議なパワーを感じるのです。
その全貌が謎のままでも、いや、謎のままだからこそ多くの人を惹きつけてやまないモアイの存在ですが、南三陸町のモアイには目玉が入ったことで、イースター島の人々が心の拠り所としていたと考えられる特別な力が宿っているのではないでしょうか。
ぜひ、直接会いに来ていただき、その不思議な魅力を感じてほしいと思います!!
ちなみに南三陸モアイファミリーには、もれなく全員、円らな瞳を持っていますね♪兄のモア次郎だけちょっと定かではありませんが、サングラスを取ったら、両親ゆずりの可愛い瞳をしていることと思います。5人揃えば、ものすごい量のパワーを放っているのかもしれませんよ~!!