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20世紀最大のミステリー、モアイ像。
モアイ像の謎や意味については、いまだ分からない部分が多いのですが、この記事では現在までにある程度解明されたことについてまとめてみました。
早速、モアイ像の秘密に迫ってみましょう!!
そもそもイースター島のモアイ像とはなんなのか?
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絶海の孤島と呼ばれるイースター島(チリ共和国)には、1,000体もの人の顔をした石造彫刻が存在しております。
それらはモアイ像とよばれ、「なぜ作られたのか?どうやって作られたのか?」という謎から20世紀最大のミステリーとまで言われております。
モアイ像の高さは平均4~5m、重量は平均20トン。
最大級のもので高さ20m、重量90トンにも達するものが存在しております。
イースター島民はモアイ像を何のために作ったのか?
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その異様な姿から「宇宙人が造ったのでは?」なんてことも言われておりますが、現在までの調査から部族長や先祖の霊を祀ったものという説が有力です。
さらに、もともとモアイ像には目があったという説があり、イースター島ではモアイ像に目を入れることで「霊力(マナ)」が宿ると信じられてきました。
有力な証拠として、モアイ像が集落を守るように建てられているということがあります。
目の入ったモアイ像の超自然的な力により部族が守られると信じられてきた…
つまり、モアイ像は部族にとっての守護像として建てられてたということではないでしょうか?
ちなみに、現在、目の入ったモアイ像は世界でもわずか2体しかありません。
その一体は実は国内にあったりするんですが…
モアイ像の意味とは?
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モアイの「モ」は未来、「アイ」は生存(生きる)という意味で、「モアイ」には“未来に生きる” という意味があると言われております。
守護像として「未来を見守り、明るく導くように」という願いを込めて、当時のイースター島民が建てたのかもしれませんね。
モアイ像はいつ作られたのか?
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現在の調査では、モアイ像は7・8世紀ごろから造り始められ、その後17世紀まで造り続けられていたとされております。
つまり、ほぼ1,000年もの間、イースター島ではモアイ像を造る高度な文明が反映していたということです。
孤島ゆえに長らく外敵に侵入がなく、さらに加工しやすい柔らかな岩石が大量に存在していたのがモアイ像が多く建てられた理由の一つと考えられております。
モアイ像はイースター島内でどうやって造られたのか?
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イースター島の人々は鉄器を持っていなかったとされておりますが、イースター島の島東部にあるラノ・ラクク火山には石器(玄武岩や黒曜石)でも容易に加工できる凝灰岩が豊富にありました。
この加工が容易な凝灰岩をラノ・ラクク火山の斜面から削り出し、20人の石工が1年以上の長い時間をかけてモアイ像を作ったとされております。
ちなみに、現存するモアイ像には、実は造りかけのものも多数存在しており、同時に道具も一緒に発見されております。
そのため道具の調査などから、どのように作ったのかはかなり解明されてきているようです。
帽子をかぶったモアイ像!?実は髪型だった?
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イースター島では帽子をかぶったようなモアイ像も発見されており、当初は地位をあらわす帽子か、女性の髪形を復元した物とされていました。
ところが最近の調査で、男性の結髪を再現した物である事が明らかになっております。
さらに、イースター島内にある石の祭壇跡や運搬路からも70個以上の帽子が発見されており、運搬中に壊れたり・放置されたもの、祭壇と一体化した帽子もあると考えられております。
モアイ像の性別は男だった?
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モアイ像の帽子が男性の結髪を再現した物であるという考えから「モアイは男性像である」という説が現在有力とされております。
といっても、中には「女性と思われるモアイ像」も発見されており、性別については今だはっきりとした答えは見つかっておりません。
モアイ像はイースター島を歩いて移動した?
イースター島に伝わる伝説の1つに、モアイ像は歩いて移動したという説があります。
「そんなアホな!」と思うような説ですが。。。
近年、ロープを使いモアイ像を歩くように移動させるという実験が行われ、完成途中のモアイ像であればロープを使うことによってモアイを歩かせることが出来るということが証明されております。
YouTubeに実験の動画もあがっているのでどうぞ▼
たしかに歩いてるます!
なんならちょっとカワイイ(笑)
まぁ人が動かしているので、モアイ像が一人で歩いていたわけではありませんが。。。
確かに歩いて移動した!?とも言えなくはなさそうです。
モアイ像を作ったせいでイースター島は衰退した?
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もともとは古代イースター島には巨大椰子が生い茂り、世界でも有数の熱帯性雨林があったと考えられております。
しかし人口増加に伴い、カヌーの製造・農地の開墾、さらにはより多くのモアイ像の製造が行われ、森林はどんどん伐採されていきます。
森林伐採が進むことにより土地はやせ衰え、大規模な飢饉が起こり始めます。
結果として食料を求めた部族間の争いが勃発し、紛争により沢山の命が奪われ人口減少が進んでしまったわけです。
つまり、この小さな島の中だけで人口爆発、そしてそれに伴う環境の破壊と食糧危機、結果として文明の衰退が起きたことになります。
その後、西洋人の侵略などもあり、島民は奴隷として連れて行かれ。
さらに西洋人が持ち込んだ伝染病などにより、島民の数はさらに減ってしまいます。
最終的には111人まで住民が減少し、文明は壊滅的に衰退してしまったのです。
モアイ像の謎から見える人類の結末とは?
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以上の様にイースター島は衰退していくわけですが。
モアイを現在の世界各地のビル、そして地球全体をイースター島にたとえ、イースター島衰退の歴史が私達人類の結末を示しているという見方もされているようです。
歯止めの利かない環境破壊…
このままでは、地球全体がイースター島と同じ運命をたどることになるかもしれないということでしょうか。
モアイ像の理解を深めて環境保全を考えよう
以上、モアイ像についてのミステリーについて解説していきました。
最後は人類の結末という少し暗い話になってしまいましたが、モアイ像の歴史を紐解くことで様々な教訓が読み取れます。
ぜひ、この機会にモアイ像についての理解を深めながら、環境保全についても考えてみませんか?
ちなみにモアイ像のミステリーについては他の記事でもまとめておりますので、そちらも参考にしてみてくださいね!
世界唯一!目の入ったモアイ像が見られる南三陸町
先述のとおり、世界でもわずか2体しかないと言われる目の入ったモアイ像ですが、実はその1体が日本の宮城県南三陸町に展示されております。
しかもイースター島から贈られた正真正銘本物のモアイ像です。。。
これって、結構凄くないですか!!?
目の入った霊力(マナ)モアイ像のミニチュア版が存在する?
南三陸モアイファミリーでは、目の入ったモアイ像のミニチュア版を取り扱っております。
目を入れると霊力(マナ)が宿るって、ちょっとダルマに近い感じもしますよね。
パワースポット鳥取砂丘の砂(国立公園外)と南三陸町の砂をブレンドして、一体一体丁寧に手作りで仕上げた渾身の一体。
一家に一体、守護像としていかがでしょうか?
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